診療報酬加算とは

診療報酬加算とは、医療を提供した際に、プラスで上乗せされる報酬のこと。

どんな治療が加算の対象になるかなどは、毎年1回、厚生労働省によって決められます。

だいたい、前の年度の冬に改定の方針が発表されて、審議に移り、
翌年の2月中ごろには診療報酬が改定となり、4月からの新年度は、新しい診療報酬のもとで
医療サービスを提供していくというスタイル。

診療報酬加算がなければ、患者さんの負担が減ることになるので、お財布に優しいのですが、
病院側は苦しい経営の中でやりくりしなければいけないから、さじ加減が難しいところですね。

さあ、どうしましょう。

そういえば、ジェネリック医薬品
効果・効能は同じだけれども、特許が切れたことにより安価で製造できる後発医薬品です。

これ、診療報酬加算の対象とならない薬もあるそうです。
病院や薬局としては儲けが少なくなりますが、
患者側としては、財布に優しいので助かります。

国の医療費減にも役立つのでしょう。
逆に、失業する人も出てきそうですが、こういった運営のバランスって難しいですよね。

ナースプラクティショナー

ナースプラクティショナー(NP)は、欧米ではもはや当たり前の制度ですよね。

看護師が、医師に代わって医療行為を行うことができる看護師さんのこと。
診療看護師とも言われたりします。

日本でも、導入が検討されていて、その際は、特定看護師という呼び名になるのだとかなんとか。

まだ決まっていないので、なんともいえませんが。


日本では、医師の負担がとにかくでかいってので知られています。

これが、医療崩壊を招いているとも。

医師が足りないんですもん。当たり前と言えば当たり前なんですよね。


で、欧米では、ナースプラクティショナーが医師に代わって診療を行ったり。

素早い対応が可能になるので、患者さんも助かりますし、負担が減った医師も助かります。

さみしいのが、この制度を、日本の看護師の多くが知らないと言うこと。

日本人看護師が海外でNPとして活躍し、一時帰国した時にNPであることを伝えても「なにそれ?????」
という反応なんだとか。

同じ医療に従事する者として、なんだかさみしい気がしますよね。

人の命を預かる仕事をしてるんですから、そういった海外の最新事例もしっかりと学んでほしいなと、個人的には感じました。